日本食には欠かせない食材である昆布に秘められたパワーをぜひ知っていただきたく、今回お邪魔したのは新川西さくらこ認定こども園です。
実は日本国内で生産されている昆布の95%が北海道産であり、北海道を囲む海ではたくさんの昆布をとることができます。
しかし昆布は取れる地域によって種類が異なります。 エミナスタッフのちえこ先生が5種類の本物の昆布を見せながら違いを説明してくれました。
「これ食べれるの~??」と子供たちは興味深々! ここまで長い本物の昆布を見る機会はあまりないかもしれませんね。 みなさんにお見せした昆布は園へプレゼントしますので、ぜひ実際に触ったり香りを嗅いでみたりしてくださいね。
昆布は海の下にある岩に根をはり大きくなっていきますが、昆布が住んでいる海には他にどんな生き物がいるのか、エプロンシアターでみんなと一緒に考えていきました。
すぐに子供たちからはたくさんの生き物の名前がでてきましたよ。
そしてクイズをしながら昆布について詳しくお勉強していきました。
昆布の長さを当てるクイズではフェルトで作った実際の長さの昆布が登場し、座っている子供たちを囲めるくらいの長さにみんな驚いていました。
こんなに長い昆布を深い海からとるには長い竿も必要なので、漁で使われるかぎ竿のレプリカもお見せしました。
こちらもとても長く、ステージからもはみ出してしまうほどの長さです。 先生が自ら昆布役をやってくださり、子供たちも大興奮! (^^)!
長い昆布を深い海の底から、こんなに長く重たい竿を使って手作業で行う昆布漁はとても大変な作業であることがわかりますね!
昆布について詳しくなった後は、絵合わせゲームを行ないました。
おにぎりの絵が描いてあるカードを1枚選び、一斉にめくって裏の具材がちえこ先生と同じだったお友達が当たりです。 クラス対抗で行いましたが、3歳児クラスのお友達のほとんどが当たりを引くという非常に珍しい展開になりました! ちえこ先生の心の中をよむことができたのかな?? (^^)
最後は各クラスに戻り、昆布の佃煮ごはんと昆布だしのお味噌汁を試食していただきました。
佃煮はお味噌汁用にとったお出汁の昆布を使い、北海道産ななつぼしで炊いたご飯に混ぜてラップに包みました。 仕上げは子供たちに各自ラップの上から握ってもらい、おにぎりにしましたよ。 ななつぼしは冷めても美味しいという特長があるのでおにぎりに最適ですが、新米の季節なので炊き立てのご飯の上にのせて食べても最高ですね!
お味噌汁に具材は入っていませんが、昆布と鰹節からしっかりお出汁をとっているのでその味をしっかり味わうことができます。 どちらも子供たちから大好評で「美味しいー!!」とGOODポーズをたくさんいただきました! (^^)!
昆布は美腸食材とも言われ1/3は水溶性食物繊維を含んでいます。 粘りのもととなるアルギン酸は糖や脂肪の吸収を抑える他免疫力アップの効果も期待でき、色素成分であるフコキサンチンは抗肥満効果や血糖値を下げる作用があるとも言われています。
また旨味成分も多く含まれるので、昆布のお出汁をお料理に活用することによって調味料が少量でも美味しさを感じることができ減塩効果もあります。 お出汁をとるのが大変・・・と感じている方がいらっしゃるかもしれませんが、昆布を水に入れて火にかけるだけでとることもできますし、ボトルの中に昆布と水を入れて6時間以上置いておくだけでもとることができますよ。
ぜひ栄養満点の北海道の昆布を、ご家庭でもたくさん活用していただけたらと思います!