先日サッポロさとらんどにて「手作り豆腐と豚肉のお料理教室」が行われました。
ママやお子さんの体調不良で、残念ながら3組の親子が欠席となりましたが、7組の親子が参加してくれましたよ!
さとらんどの調理室の調理台の上には、手作り豆腐を作るための道具が。これらを使って、お豆腐を作るんですね。手前のペットボトルは、はて?なんでしょう?
しっかりエプロンと三角巾を装着したところで、お豆腐作りスタートです!まずは一晩水に浸しておいた大豆をミキサーにかけます。最初はミキサーの大きな音におそるおそるでしたが、どの子もすぐに慣れて、どんどん大豆をどろどろの「生呉(なまご)」にしていました。
できた生呉を火にかけていきます。中火で焦がさないように混ぜます。
するとどうでしょう~、メレンゲのようにふわふわに!この大豆の変化には、子どもたちからも「おおぉ~~」と声があがっていましたよ。こうしてできあがったのが、「呉汁」と呼ばれるものです。
ふわふわが少し落ち着くのを待って、呉汁を袋状のふきんをセットした「しぼり器」に入れていきます。湯気が立ち上がる熱々の呉汁、ヤケドしないように、集中集中!!
呉汁を、しぼり器に入れ、上からぎゅぅ~~っと押して、絞ります。そうして、「豆乳」と「おから」にわけます。おからが残っている袋の向きをかえたり、ひっくり返したりしながら、なんども絞るのですが、とても熱いので注意が必要です。
絞った豆乳はこんな感じ。少し黄色みがかった白い豆乳。こんなにさらさらなのに、お豆腐になるなんて不思議ですよね。
次は、絞った豆乳を温度が78度になるまで温めていきます。菜ばしにくくりつけた温度計とにらめっこです。78度になったら、火を止めて豆乳をぐるぐる混ぜながら、そっとにがりを入れるのですが、豪快にざばっと入れちゃったりして、お母さん目がまん丸になってたりしましたよ(笑
ふたをして待つこと15分、しっかり固まってる!!「ヨーグルトみたい!」という声も聞こえていましたよ。
お玉ですくって型に入れ、ペットボトルの重しをして、さらに10分待ちます。型の穴から水が抜けて、重しが下がっていくのをじっと見つめています・・・。目が離せませんね。
さぁ、10分経ちました!型から外す緊張の瞬間です。まだ少し熱いので気をつけて!さぁ、これでお豆腐は完成です。でも、まだ終了ではありませんよ。
次は、できあがったお豆腐を使って、「あんかけ豆腐」を作ります。お野菜やお肉を切って、お鍋を火にかけてと、どんどん作っていきます。
じゃじゃーん、できあがり!!メニューは、あんかけ豆腐、冷奴のほかに、福田先生とアシスタントのお2人が作ってくれた、なすとピーマンのしそ味噌炒め、4種類のご飯に、わかめと切干大根のお味噌汁、と盛りだくさん!!そしてお豆腐作りの途中で出たおからで作ったおからふりかけも。しっとりでとってもおいしかったですよ。
4種類のご飯は、お皿に印をつけて、食べ比べクイズをしました。残念ながら全問正解の人はいませんでしたが、参加者の皆さまには、豪華お米5キロと、しそ味噌のお土産もありました。
今回、子どもたちだけではなく、大人も豆腐作りは初めてという方がほとんどでした。普段何気なく食べているお豆腐が、実はこんなにたくさんの工程を経て作られているということ、みんなで体験することで、大豆やお豆腐に、ひいては私たちが食べているものに興味をもってくれるとうれしいなと思いました。
(編集長)
●参加者の声
豆腐つくりにも興味があったし、体験してみたかったので、応募しました。豆腐がぽろぽろに固まっていくのが見れてよかったです。子供もすご~い!と興味深々でした。おみやげもいただいて、とても楽しかったです。 スーパーで売ってる豆腐を見て、この豆腐もあんなふうに作ってるんだね、とか、おからも栄養たっぷりでおいしいね、など、豆腐や大豆に興味を持ったようです。豆腐が固める重しと時間によって、しっかりした木綿になることがわかりました。豆の味がしっかりしてて、何もつけなくてもおいしかったです。子供も親もいろいろな体験ができるし、初めて会ったお友達ともいろいろ話をしたり、協力して作業することが学べるのでとても良いと思います。料理は食育の基本なので、料理に興味を持って家でもたくさんお手伝いしてくれるといいなあとおもいました。(Yさん)
普段スーパーで安く買っている豆腐が、こんなに苦労して時間をかけて作らなけらばならないものなんだと改めて思った。作っている人に感謝して食べたいと思う。(Sさん)
ちょうど子供が『お豆腐って何で作られてるの?』と質問してきて、それを実践的にちゃんと教えられるチャンスだと思い、応募しました。すごくよかったです。子供も面白かったようだし、『へ~、こんな風にお豆腐は作るんだ』と言ってましたし、私自身もお豆腐を作ってみたかったので、とても参考になりました。楽しかったとニコニコでしたし、うちに帰って、妹たちにお豆腐を自分が作ったと自慢してました。考えてみたら、大豆とにがりと水だけで出来てるのに、工程がたくさんあるんだなぁと感心しました。(Tさん)