5月21日に行われた、石狩の魅力体験ツアー。定員40名のところ84名のお子さんからご応募いただきました。今回、はずれてしまった方もこれから、たくさんのイベントや今回のような体験ツアーを実施していきたいと思っているので、また機会があったら、ぜひご応募くださいね。
9時15分、札幌駅北口を出発し、最初に到着したのは小林牧場さんです。昨年の「酪農体験ツアー」でも大変お世話になり、そのときに建築中だった牛舎が完成したので、今回新しい牛舎を見に来たというわけです。そして、その新しい牛舎に牛さんがお引越ししてくる前に、子どもたちに牛の気持ちを味わってもらおうというのが、今回の目的のひとつ。
行きのバスの中でも、BOSSこと北海道石狩振興局の濱田さんより「今日はみんなに牛になってもらうから~」と説明がありましたよ。
小林牧場さんに到着後、早速新しい牛舎に入ります。入ると、なぞの物体が・・・。上から大きなブラシのようなものが吊り下げられています。「これは、牛さんが背中がかゆいときに自分で背中を掻くためのものです。」とBOSS。「へぇぇ~~」と子どもたちも引率の大人たちも驚き、早速ブラシの下にもぐりこんで頭を掻いてみたりしていましたよ。
天井を見ると、たくさんの扇風機のようなものがついているのを発見!!牛さんは暑さに弱いので、風を送って涼しくするのだそう。
牛舎の中にはまだ不思議なものがたくさんあります。これは、水のみ場。1日に200リットルの水を飲むため、その都度人がお水を運ぶのは、非常に大変です。そこでこのシンクは、牛さんが飲んで水が減ると自動的に下から水が出て、常にお水が溜まっている状態になっているのだそう。すごいです。なんと、自動的に牛のうんちを集める機械まであるんです!!なんでも自動なんですね~。
その後は、牛さんのベッドへ。「はい、今日は皆が牛さんですからね。一箇所に一人ずつ入ってくださいよ~。」自分のおふとんより広いかな?さすがに寝っころがることはできませんでしたが、少しでも牛の気持ちがわかったかな?
さぁ、次は搾乳室へ移動です。牛さんは、自分でおっぱい張ってきたな、搾ってほしいなと感じたときに、自分で搾乳室に来るのだそう。子どもたちは搾る側と搾られる側に分かれます。よりリアルに牛さんの気持ちになってもらうために「はい、じゃおっぱいだして~」と言ってみましたが、誰も出してはくれませんでした。(あたり前ですね・笑
搾られたお乳は地下を通って、12000リットル入るタンクへ集められ約4度まで冷やされ、工場へと運ばれていき、みんなの食卓へとあがるんですね。
最後は、かわいい子牛を見に、子牛専用の牛舎へ。まず、入る前に靴をしっかり消毒します。子牛たちは免疫力が弱く、病気にかかりやすいため、特に気をつけます。子牛はとても臆病なので、なかなか子どもたちに近づいてきてはくれませんでしたが、なんとか手を伸ばし、やっと何人かはエサをあげることができていましたよ。
おしまいに、全員で記念撮影!!小林さんありがとうございました!!
みんなからは、「お腹すいた~」の声が聞こえてきましたよ。さぁ、バスに乗って風の村にある食祭へ移動で~す!