前日までの雨も上がり、晴れ渡った空がすがすがしい今日お邪魔したのは、地下鉄宮の沢駅からほど近い西野第2さくら幼稚園の年長組です。
園舎の玄関で私達を“お出迎え”してくれたのは、木や木の実などで作ったさまざまな動物。その中のひとつがこのワンちゃん♪
幼稚園のホールに入ってみて「なるほど~」と納得したのが、世界に2つとないハンドメイドの可愛らしい置物(たくさん写真を撮ったけれど、全部ブログに載せられないのが残念です)の材料となるいろいろな木の実や種、葉っぱなどが、それぞれ種類別に瓶にどっさりストックされているのです。このホールにいたら、時間を忘れていつまでもいろんなものを作り続けてしまうだろうなぁ・・・と思うと共に、この園の子供達がうらやましくてたまりません!
“宝箱”のようなこのホールで、園児たちは「だいずってどんなたべものにはいっているのかな?」などを紙芝居で楽しみながら学んでいきます。
その頃2階では園児のお母様方に向けてお味噌に関するセミナーを行います。
製造過程の温度や醸造期間などによって、「白味噌」「赤味噌」「淡色味噌」に分けられますが、北海道で消費されている味噌の多くが「米麹を原料とする淡色味噌」で、大豆を煮て麹がそのまま入っていれば“白つぶ”、大豆を蒸して麹の粒を濾してあれば“赤こし”・・・等の名称がついても、全て「淡色味噌」なのです。西京味噌のような“白味噌”や、“仙台味噌”のような“赤味噌”とは種類が全く異なるということですね。
“つぶ味噌”は、味噌濾しを使ってお味噌汁を作ると、麹の粒が潰れてまろやかな風味になりますよ!
親子でクッキング。五平餅を作ります。実は子供って結構みそ味が好きなんですよね。道産米をつぶして小判型にしたお団子に、みりん、砂糖、白ゴマ、そして北海道産原料100%の味噌で作った“みそダレ”をこぼれそうなくらいに塗る園児がたくさんいましたよ!
先生の号令でみんなで元気に「いただきます!」。大好きなみそ味に「おいしい!!」という声がホールいっぱいに広がります。お母様方も「家にいつでもある材料でこんな簡単に作れるんですね」「こういう手作りのおやつは食育の点でも良いですね」など喜んでいただいて、私達スタッフもとてもうれしいです♪
園児達が行きかうホール脇には、北海道に生息する木をその名前を添えて飾ってありました。自分達が生活する土地に生きるものを知る・・・この園の子供達にとって「地産地消」への関心は、こういうところから始まるのかな・・・と思いながらシャッターボタンを押しました。