幸せの細胞

目まぐるしい週末でも、月曜日からの仕事は通常通りやってきて、今日は、札医大での打ち合わせ。

札医大には、もう十数年も前から好意にして頂いている教授がいるのですが、数社での打ち合わせ、からの教授のマンツーマン授業。

今日のテーマは、幸せの細胞について。

 
こちらが、教授が毎朝読んで勉強しているという細胞の本。アルファベットがズラーっと並んでいて、私には解読不能・・・。

教授曰く、心の機能を勉強するのもサイエンスとのこと。

まずは、漢字の語源のお勉強。
幸福の”幸”という語源は、「手かせ」から来ているそうす。
※詳細は、漢和辞典を見るべし。

続いては、人間の感覚のお勉強。
人間の感覚にはMAXがあるそうで、幸せの感覚もMAXになると、幸せを感じなくなるそうです。

例えば、いくらお饅頭が大好きでも、一気に100個は食べられないし、甘いお饅頭を食べ続けた後には、しょっぱいお煎餅が食べたくなるとか。

繁盛店のラーメンは、並んで待ってお腹を空かせて食べるから美味しいとか(ラーメンは、寒~い冬に適度に並んで食べるのがより美味しく食べられるそうですよ)。

恋愛時代は、ご主人のことが、すごーく好きで、ず~っと一緒にいたくて、結婚した当時は幸せ度満開!それが、結婚して10年も経つと・・・。と、いうアレですよ。。。

結局、幸せの価値は、自分で決めているそうです。

幸せの感覚を呼び戻すには、敢えて不幸になることだそうです。不幸を感じた後は、今の日常が”幸せ~”と思えるそうです。ですが、自分で不幸を作るというのは、なかなか難しいので、昔を振り返ってみたり、常に目標を設定することが有効的なそうです。

そして、夫婦間や、仕事の中で、嫌だな~(不幸だな~)と思うことがあったときは、相手を変えることを考えるよりも、まず自分を変えると状況を変えられるそうですよ。

「押しても駄目なら引いてみな」という言葉がありますが、押しても引いても駄目なら、スライドさせるとか、上下に動かすとか、違うことをやってみるノウハウが生物学的にも必要とのことです。

ようするに、世の中にはプラスとマイナスがあって、物事をプラスに考えるのも、マイナスに考えるのも自分次第ということ。生物学的にも、人間の細胞がそう出来ているということらしいです。

幸せをたくさん感じて生きるのも、自分次第ということね。

と、そんな講義を受けながら・・・


つい先日、こうちゃんにブチ切れ、DSをぶん投げた自分を思い浮かべる。

思い起こせば8年前、予定日より1ヶ月も早く産まれてきたこうちゃんは2030gしかなくて、出産の途中で心拍数が弱くなり、もしかするとそのまま国立病院に搬送されるかも知れないと言われ、出産後すぐに別室に連れて行かれたこうちゃん。

数日後、保育器ごしに対面した時には、無事に産まれてきてくれてありがとう・・・と涙した自分。

無事に産まれてきてくれただけで幸せいっぱいでした・・・。

なのに、なのに、ブチ切れてDSをぶん投げるなんて~~~!!

「・・・。」

子どもがいるだけで幸せ~と感じる私の細胞も、どうやら麻痺気味らしいので、こうちゃんが産まれたときのことを思い出し、細胞を活性化してみました(苦笑)。

ただ教授も言っていましたが、子育てについての細胞学、生物学は、もっともっと難しいそうです。

その講義は、また次回。

※ぶん投げたDSは、幸いにもカバーが外れただけで、お兄ちゃんが無事に直してくれました(冷汗)。

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