【イベントレポート】 親子でまるごと食育講座

こんにちは、編集長えみっちょです。

8月4日(木)に親子でまるごと食育講座がサッポロさとらんどで行われ、親子の皆さんが参加してくれました。そして、NHKのテレビカメラが入り、その日のお昼のニュースで様子が流れたのでした~。もちろん見ることはできませんでした・・・残念。

まずは、北海道石狩振興局の濱田さんからご挨拶をいただきました。食育とは5つの力を育てること。

1.料理をする力
指を使い、五感を総動員して料理を作ることは子どもの創造力、集中力、計画性を育みます。
2.食べ物を選ぶ力
自分のからだにとって必要な食べ物をバランスよく食べているかを判断する知識と知恵を身につけましょう。
3.食べ物の命を感じる力
野菜、肉、魚といった食材は豊かな自然が育んだ「生命」。自然環境や食べ物を尊重し、感謝するこころをもちましょう。
4.食べ物の味がわかる力
食材そのものが本来もっている「味」や「おいしさ」を正しくわかる味覚を育てましょう。
5.元気なからだのわかる力
自分のからだのもっとも元気な状態を感じて、常に健康でいられるよう、からだをコントロールする力を身につけましょう。

食育という言葉は最近よく耳にしますが、でも食育について実はあまり知らないのかもしれません。この5つの力、大人である自分たちも今一度見直したいなと思いました。

最初に、日本ハムグループの東日本フード株式会社の梅村さんから、豚肉や鶏肉が食卓にのぼるまでのお話しをしてくださいました。豚は、1回の出産で約10頭の子豚を産み、その子豚を7ヶ月肥育し、出荷します。鶏だと肥育期間は56日間。生まれてから2ヶ月かからずにお肉になってしまうんですね。

生きることは食べること。私たちは生命をいただいて命を繋いでいるんですよね。食べ物になってくれた生き物、植物に感謝する気持ち、少しでも感じてくれたらうれしいですね。

講座のあとは、骨付き肉をキレイに残さず食べるマル秘テクニックを伝授してもらいました。

なかなか火が通りにくい鶏肉、骨の上下に包丁で切れ目を入れ、入れた切れ目を開き、関節部分を切断。皮にはフォークや竹串で穴を開けたら、準備完了です。スペアリブは、骨の面を上にして切れ目を入れます。肉の面を上にして、包丁で格子状に切れ目を入れ、軽く下茹でをして準備完了。それぞれに、下準備をすることで、骨から肉がはがれやすくなり、無駄なくきれいに食べることができます。「残さず食べる」これも大事なことですね。

次は、手づくりソーセージ体験です。ソーセージメーカーの先に、羊の腸をつけます。これがなかなか難しかった!!でも、さとらんどの方にお手伝いいただいて、なんとか準備OK!中には、職人並のワザを見せてくれたお母さんもいらっしゃいましたよ~。

準備ができたら、ソーセージメーカーにひき肉を入れ、腸へと肉を詰めていきます。ソーセージメーカーに取り付けた腸を送りつつ、肉を出しつつという作業もなかなか難航しましたが、なんとか完成!!ねじってお好みの長さに整えたら、あっという間にソーセージらしくなりました。

できたソーセージを75度のお湯で15分ほどゆでて、フライパンでさらに1本ずつに切り分けて、焼き色がつくまで焼いてできあがり。

食べられる分だけ、お昼に焼いて食べることにして、残りは真空パックにしてお持ち帰りです。

並べて~、ふたを閉めて~

あけたらできあがり!! おうちで待ってる家族と一緒に食べてね~♪
さぁ、次はお外でアウトドアクッキングです。炊事広場へ移動します。

eminaクッキングでお馴染みの福田先生、前日にお肉の準備をしてくれていました。午前中教えてもらった、お肉の下準備をした後、タレに漬ける作業です。今回先生が準備してくれたメニューは

豚スペアリブのコチュジャン漬けだれ焼き
タンドリーチキン
豚肩ロースのレモン塩だれ
ズッキーニのグリル
きゅうりの1本漬け
マシュマロのチョコレートフォンデュ

さすがママたち手際よく、どんどん載せていきますよ~。お腹がすいた子どもたちは、割り箸に挿したきゅうりの1本漬けをぽりぽりとおいしそうに食べていました。参加してくれた親子さんたち。暑い中、いっぱい食べてくれました。みんないい顔してますね。

 

 

満腹になったあとは、お待ちかねの手づくりアイスクリーム体験です。

作り方は簡単。牛乳、卵黄、砂糖を混ぜ、氷で冷やしながら、ひたすら混ぜる!!混ぜてるうちに、少しずつボウルの底からアイス液が固まってきます。

底の固まった部分をヘラでこそげ取っては食べ、また混ぜて固まったところをこそげ取っては食べを繰り返しました。

ん~~。自分で作ったアイスは格別です!!焼肉の後っていうのもまたポイントですよね。

今回は、「いのちの恵」について学び、加工して食べるという体験を二つ行いました。普段何気なく食べているものも、色々な行程を経て食卓にあがっているんだということ、なんとなくでもわかってもらえたかなと思います。

●余談●
解散は15時頃だったんですが、「これから遊具で遊びます!」という参加者の方がちらほらと・・・。どうやら炊事広場すぐそばにあった遊具が、焼肉の最中ずっと気になっていたようです。みんなのパワーにびっくり!!

コメントは受け付けていません。