GWも終わり、これから夏に向かって過ごしやすい気候になりますね。
今日も気持ちよい晴天の中お邪魔したのは、南郷札幌幼稚園です。私たちが住んでいる北海道の中でたくさん獲れる昆布について、みなさんと一緒にお勉強しました。
こちらの園では日頃から給食によく昆布が登場するそうです!子供たちにとっては身近な食材かもしれませんね。
まず最初にエミナスタッフのともみ先生が登場し、海の中で生活している生き物をエプロンシアターで紹介していきました。
海の中で昆布がどのように生活しているか学んだあとは、本物の昆布を5種類見せながら違いを説明してくれました。
実は昆布の色や出汁の色、厚さなど種類によって大きな違いがあるんです。お見せした昆布は園へプレゼントしましたので、近くで見たり触ったりしながら違いを比べてみてくださいね。
そしてクイズを出しながら、昆布の長さや収穫方法なども学んでいきました。
実際の長さで作ったフェルトの昆布を披露すると、本当の長さにみんなびっくり!そこへ深い海の中に入れて昆布を採るかぎ竿も登場しました。1人で持つことが大変なくらい長い竿を使って昆布を採る漁師さんは、とても大変なお仕事をされていることがわかりますね。
昆布について詳しくなった後、なんとともみ先生の横で一緒に昆布について教えてくれていた北海道のおさかなキャラクターであるこんぶらこちゃんの実物が登場しました!
一緒にダンスを練習して踊り、記念写真も撮りましたよ☆
その頃別室では、子育て開放スペースLargoに参加されていたおうちの方へ昆布の栄養や効用についてお話させていただきました。
日本で採れる昆布のうち95%が北海道産なのですが、年々昆布の消費量は減少傾向にあるようです。昆布には食物繊維が豊富に含まれているので整腸作用や血糖値上昇抑制、脂肪吸収抑制効果などが期待できます。またカルシウムなどのミネラルも多く含まれていますし、旨味成分がたくさん含まれているので昆布でとったお出汁を活用することにより減塩効果にもなります。昆布を水に入れて6時間以上置くだけでしっかりお出汁をとることができ、冷蔵庫保管で3~4日は日持ちするのでぜひご家庭でもお試しいただきたいと思います。
最後は昆布とかつお節のお出汁で作ったお味噌汁とそのお出汁をとった昆布で作った佃煮を混ぜたご飯を試食していただきました。
ご飯は北海道産のななつぼしを使用しています。ななつぼしは粘りと甘味のバランスが良く、さっぱりとした口当たりが特徴で冷めても味や香りが飛びにくいことからお弁当やおにぎりに適していると言われています。
今回は年長さんに試食していただきましたが、ラップで包んだご飯を各自おにぎりにしてもらいましたよ。
お味噌汁はお出汁の味を感じていただきたく具材は入っていませんが、おにぎりと共に「美味しい~!」「おかわり欲しい~!」と喜んで食べてくれました!
そしてLargoのお部屋でも、モリモリ食べてくれましたよ☆
子供たちにも大人気だったおにぎりの佃煮は、お出汁をとった昆布と人参を細く切り、少量のお出汁で人参を少し煮てやわらかくなったところに昆布を入れ、味付はお出汁、酒、みりん、砂糖、しょうゆを4:1:1:1.5:3の割合で入れ、最後に白ごまを散らしたら完成です☆この佃煮を炊き立てのご飯に混ぜて作りましたので、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。
栄養も旨味も、そして手作業で大変な作業を行う生産者さんの思いもたくさん詰まっている昆布を、これからもたくさん活用していただけたらと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!