時計台記念病院 消化器センター便秘外来(中央区)


2007年12月に全道で初めて開設された便秘専門外来。必要に応 じて、注腸レントゲン検査、直腸肛門内圧検査、大腸内視鏡検 査などを行います。宇野ドクターは大腸カメラで1万件以上の経験 を持つベテラン。痛みなく検査できる技術があるので安心。便秘 に悩む女子中高生の受診も多いそうです。

住所 中)北1条東1丁目
電話番号 011-251-1221
休診日 日・祝
診療時間 火・木・金曜/9:00〜12:00※予約制
ホームページ http://www.tokeidaihosp.or.jp/


宇野良治センター長
  Q.ひどい便秘は受診したほうがいい?
A.下剤を常用している方は診察を
ひとくちに便秘といっても、けいれん性便秘、弛緩性便秘、直 腸性便秘と3種類にわかれます。それぞれ治療法が異なるだけ ではなく、すべての要素を合わせ持つ難治性の便秘もありま す。ですから便秘を解消するためには、まず便秘の種類や程度 をしっかり把握し、腸の状態に応じた治療を選ばなければなり ません。便秘によいといわれている食物繊維や乳酸菌、オリゴ 糖などは、便秘の種類や程度によっては悪化を招く危険があり ますし、市販の下剤を常用している人は中毒になる恐れもあり ます。現在、日本で市販されている下剤の中には、欧米で1週間 以上の使用が禁止されている成分を含むものもあるからです。 安易な自己判断で下剤を飲み続けていると、かえって便秘が悪 化してしまうことも。早めに専門医を受診して、適切な治療を 受けてください。

先生の横顔
「大腸がんが増えている背景 には下剤の乱用がある」とい う宇野ドクター。長年、難治性 便秘の治療に取り組んでいま す。わかりやすい説明が評判 を呼び、講演会やテレビ番組 への出演も多数。「便秘が改 善した患者さんが、笑顔で報 告に来てくれるのが喜び」だそ うです。