野沢 俊彦院長
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乳歯の虫歯治療は?
乳歯は生後6ヶ月位から生え始めて11、12歳位にはすべて抜けて永久歯に生え変わります。一方、永久歯は6歳位に生えてから生え変わることはありません。つまり、永久歯は70年以上も使うのです。本当に大事なことは永久歯を虫歯にしないようにすること、そして正しい噛み合わせと歯並びを作って何でも美味しく食べることができるようにしてあげることです。5,6歳までは、すべての虫歯を治療することより虫歯の原因を突き止めて、その原因の除去と予防をすることが最も大事なことだと思います。
具体的な治療としては、虫歯が自然に治癒しないことはよく知られていますが、ある程度初期の虫歯は進行を止められることが最近分かってきました。残念ながら治療したわけじゃないので油断をすると再び進行しますが。要するに、進行の停止した虫歯は、すぐに削ったりせずに経過観察して、歯みがきチェックをして、進行の進んだ部分だけを除去して薬を塗ったり、フッ素を塗ったりします。しかし、もし痛みがあればすぐに治療しますし、進行の止まっている虫歯でも前歯のカッコ悪い所は直します。子供だって恥ずかしいですよね。そして、原因が除去できたら、永久歯には虫歯ができにくくなります。乳歯にたくさん虫歯があって、永久歯になったら虫歯が無くなった方もたくさんいます。数ヶ月に1回来院して、椅子に座って、楽しく遊んで、予防だけして終わりっていうのが理想の治療ですね。治療終了後に手を振って「バイバイ」してくれたらうれしいですね。
先生の横顔 小さい頃、病院に通うことが多く、漠然と医薬系を目指していました。特に歯科医師にこだわっていたわけではないのですが、進学したことがきっかけで、今に至ります。
趣味は、デジタルカメラ。仕事と趣味を兼ねているでしょうか。パソコンはまだ「マイコン」と言われていた時代から触っていました。院内にはその写真の一部を貼っていますので、ぜひ見に来てください。
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