子どもの虫歯予防で 大切なことは何ですか？
虫歯予防には、フッ素塗布や歯 科での歯面清掃、虫歯になりや すい歯の溝を詰め物で埋めるシ ーラントという処置などがあります。 しかし、それだけで安心ではあり ません。何よりも大切なのは正 しい食生活と歯磨きの習慣です。 これがしっかりとできていなければ、 成長するうちに歯周病になって しまいます。料理の味付けは甘 みが強くないか、ジュースやお菓 子を頻繁に子どもに与えていな いか見直す必要があります。食 事やおやつをダラダラと食べ続 けていれば、いつまでも口の中 は虫歯になりやすい酸性になる ので食べる時間を決めることが 大事です。また、乳歯が生え始 めたらすぐに歯磨きを始め、習 慣づけましょう。正しいブラッシ ングの仕方を歯科医院で指導 してもらうのが理想的です。小 学校低学年頃までは、磨き残し を親がチェックする必要がありま すね。特に６歳頃、乳歯の奥歯 のさらに奥に生える第１大臼歯 は見落としがちで、虫歯になりや すいので要注意です。

先生の横顔
大学時代はボート部の選 手として活躍し、大学院 時代はチーフコーチとして オリンピック選手を輩出し たという工藤理事長。近 年は家庭菜園を楽しんで いて、収穫した大根菜や ナスなどは、ご自分で煮付 けたりされるそう。「砂糖 は殆ど使いませんね。野 菜の旨味をいかしています」 と語って下さいました。