小笠原眼科

「仮性近視が続いて近視になるのではなく、仮性近視のまま近視になる場合もある」と教えてくれた小笠原院長。休日の息抜きは愛犬2匹の散歩だそうです。

小笠原一男院長		Q．仮性近視と近視はどう違うのですか？ A..一時的なものかどうか眼科で検査を。仮性近視は近視になる過程のことだと勘違いしている人がいますが、そうではありません。ものを見るために、毛様体筋という筋肉が働いて水晶体の厚みを調節してピントをあわせます。仮性近視とはその毛様体筋が緊張し続けたことで起こる一時的な近視状態のこと。近視は網膜より手前にピントがきて遠くが見えにくい状態をいいます。体が成長するにつれて眼球が奥に長くなり、より近視は進みます。もし学校の検査で視力の低下を指摘されたら、なぜ見えにくいのか調べるために、まずは眼科で検査を。調節を麻痺させる薬を使えば仮性近視かどうかわかります。仮性近視があれば、点眼薬で治療することもあります。メガネはいつ作るべきかとよく相談されますが、黒板の字が見えないなど不便があるなら作ればいいし、困っていなければ、急いで作る必要はありません。メガネをかけると度が進む、かけたりはずしたりすると目が悪くなる、というような心配は無用です。