
母坪 雅子院長

キャラクターがついているのでお子さんも安心
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斜視について
両目の視線が同じ方向を向かない状態を斜視といいます。斜視には主に内斜視、外斜視、上下斜視があります。それぞれ治療の仕方が異なります。斜視の問題は美容的な面もありますが、重要なのは視機能の発達を阻害する場合があることです。斜視を放っておくと両目で物を見て奥行きを感じたり立体感を得たりする両眼視機能の獲得が難しくなったり、視力の発達が遅れて弱視になったりすることがあります。
斜視の治療について
内斜視には大きく分けて手術を必要とするタイプと遠視を矯正する眼鏡を装用して治療するタイプがあります。外斜視にもいくつかのタイプがありますが、一番多いのは時々目が外にずれる、例えば眠たい時などにずれてしまう間歇性外斜視です。手術で矯正しますが、再発することもあるので手術時期、適応は慎重に選びます。上下斜視の原因は、眼球に斜めに付着している上斜筋の異常が原因のことが多く、頭をどちらかに傾けている異常頭位から発見されることもあります。
眼位異常を認めたら眼の中の病気を除外するために乳幼児であっても必ず眼の中を検査します。但し子どもにとっては病院は怖いもの。慣れるまで数回来院していただき痛い検査はないことを理解していただいています。
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