
長谷 直樹院長

明るいスタッフの方が元気にお子さんを迎えてくれます
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編集 :子どもの健康を守るために大切な事ってどんなことですか?
長谷 :まずは、さまざまな感染症に対する備えをして欲しいですね。「はしか」など簡単に考えていると大変なことになります。
さらに、子どもは自分の体調を訴えることができません。だからこそ、お母さんがよく観察してあげることが大切なんです。いつもと泣き方が違うとか、食欲がないとか寝てばかりいるとか、とにかくいつもと様子が違うなと思ったら私達の所に相談に来て欲しいです。
編集 :でも、明確な症状が出ていないと病院には連れて行きにくいと考えてしまいますが。
長谷 :たしかに、熱があるとか確かな症状が出ていないと病院には行かないかもしれません。
しかし病気の兆候は発熱だけではありません。鼻水が多いなと思っていたら中耳炎だったり、どんな病気が隠れているかはお母さんの判断では見極めることができないのです。
だから、早めに病気の兆候を見つけて私達の所へ来てもらいたいと思います。
編集 :小児科というと「混んでいる」という印象があるので待ってるだけでたいへんで…
長谷 : 多くのお母さんが夜になって子どもの調子が悪くなってくると不安になって病院へいくケースが多いので、夜混んでいるイメージがあるのでしょう。早めに連れてきていただければ大丈夫です。
編集 :ところで先生の診察では子どもが嫌がっていないことに驚きました。
長谷 :子どもが病院を怖がってしまうと心も体も閉ざしてしまうので病気に関する正確な情報を得ることができません。子どもの目線に立って、子どもの立場に立って、子どもが怖がらないように診察することが小児科にとっては大切だと考えています。
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