【VOL.30】 編集長が中古住宅の診察に挑戦!


今回は、いつもお世話になっている副都心住宅販売株式会社さんが売却の依頼を受けた中古住宅にはいつも「診察」を行っていると聞いて、一体どんなことをするのか、実際に体験してきました!

どうして診察するの?
最近注目を集めている中古住宅その背景には、リノベーションハウスの人気もあるようです。リノベーションハウスとは、中古住宅を自分達の意見を取り入れながら、住みやすいように改修した家のこと。新築にはない「味わい」を残しておけるのも特徴の1つです。 しかし、中古ならではの不具合があるのも事実。それが原因でトラブルになることも。そこで注目されているのが、「住宅の診察」なのです。築年数が浅く、一見直すところなどなさそうなで家も、見えないところに落とし穴がある場合も。建物の傾きや、雨漏りや、すがもり、急排水管からの水もれ、壁や天井の断熱材の状態など、素人には分からない箇所が多いのです。
そこで、売り出す前に専門家が調べ、「おうちのカルテ」を作り、家がどんな状態なのかを明確にすることが大切。家にも健康診断が必要なんですね。
どうやって調べるの?
ビー玉をコロコロと転がせば、床が水平になっているか測ることが出来ますが、プロの仕事はそういうわけにはいきません。そこでレーザーレベルの登場。スイッチを入れると、四方に赤い光線が広がり、床からこの赤い光線までの距離を測って誤差を調べます。
床下にもぐったり、天井裏にのぼったりして、柱や断熱材をチェック。初めて入った床下や天井裏は、思ったより広い空間があってびっくり。それから、専用の機械を使って基礎の中にある鉄筋がどこに何センチ間隔で入っているかまで確認したり、外壁のひび割れを測ったりも。その他、一瞬で距離を測る機械や温度差を測る機械など、たくさんの専門的な機械が登場。私には、機械に表示される数値を理解するのは難しかったですが、やさしく丁寧に説明してもらって、次々と診察を進め「おうちのカルテ」を完成させました。
隅々までとことん調べます
中古住宅の診察項目は、50項目以上あります。その内容は、見た目で判断出来ないこともたくさんあるとわかりました。売主も買主も素人の中古住宅の売買では、まずその家の状態を正確に把握することが、購入時の判断材料になったり、購入後のトラブル防止にもつながり、本当の意味での転ばぬ先の杖になるんですね。(編集長)

見慣れないこの機械に呆然。床の傾きなどを図る機械で、四方に赤い光線が広がります。 外側から鉄筋のあるところがわかるすごい機械が登場。どうしてわかるんだろう?



断熱材がつまった屋根裏をチェック。高いところは苦手なんです…。 かくれんぼしている訳ではないですよ。床下から基礎の状態をチェックします。

ママがチャレンジ!これ、やってみました。
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