【VOL.13】 ペットが欲しい!


命の大切さや優しさを教える手段としてだけでなく精神的にも 安定する効果があるというペットと子どもについて北海道愛犬 美容学園の中川さんにお話しをお聞きしました。

今回取材に応じていただいた北海道愛犬美容学園の中川佳代子さん。「たしかにペットはお金も手間もかかりますが、子どもに与えてくれるものは大きいですよ」
子どもに多くを教えてくれるペット
ペットショップに行くと夢中になるウチの子。私も決して犬が嫌いな訳ではないし、子どものためにペットを飼うのもいいかもしれないと考えていました。そこで、自ら2児のママでもある北海道愛犬美容学園の中川佳代子さんに子どもとペットについて聞いてきました。

「情操教育や命の大切さを教えるだけでなく、世話をすることで責任感が芽生えるなど、ペットを飼うことは子どもにとってプラスの面が多いと思います。特に、兄弟がいないお子さんにとって犬が妹や弟のような存在になってくれるでしょう。ただ、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭ではちょっとだけ注意をしてあげて欲しいですね。例えば犬種。犬は仕事をするように作られてきました。狩猟用に改良された犬種の中には吠えやすい性格のものや攻撃的な性格のものまでさまざま。思わず衝動買いしてしまいそうになるかもしれませんが、ペットを飼うときには犬のことをしっかりと調べて、ペットショップの方によく話を聞いてから購入してください。犬は約10年~20年近く生きます。だから、それだけの期間ちゃんと面倒を見るという決意も必要です。」

ペットを飼うときの注意点とは
実際に飼い始めるとなると注意しなければならないこともあるはず。特に子どもが小さい時の飼い方ってあるのでしょうか?

「4才前の子どもは犬をまだ認識できていないようです。なので子どもにペットの世話をさせようと考えるならば4才以降のほうがいいでしょう。それと子どもは小さいと犬を強く抱いたり、乗っかったり、犬の嫌がることをしてしまいます。犬も嫌なことをされると時には噛むことがあるかもしれません、こうしたことが原因で犬嫌いになってしまうことは少なくないのです。まだ子どもが小さなうちは、子どもと犬だけにしないで、親がしっかりと見ていることが大切です。もちろん先ほども言ったように犬種も大切。小さなお子さんのいる家庭には不向きの犬種もあります。小さなお子さんをお持ちのママは何かと忙しいのでママの立場からもデリケートな犬種を避けたほうがいいと思います。初めて飼われる方にとって子どもがもう一人増えたようなものですから。

ただ、こうした注意もお子さんが小学校に行くようになったころには大丈夫。むしろ、しっかりと役割を与えて責任感を育みましょう。飼い始めて大切なのはしつけ。早い時期から計画性を持ってじっくり取り組みましょう。その時に犬には決して無理をさせないでください。すこしづつ、じっくりと。お家に来て3ヶ月くらいでたくさんの人に合わせるのもいいでしょう。そうすると人を見ると吠えたりするようなことが少なくなります。人見知りしなくなるんですね。育て方やしつけはまさに人間の子どもと一緒の部分もあります。決して萎縮させないでじっくりと取り組めばきっといいワンちゃんになります。ペットショップではしつけの相談を受けているところも少なくないので、そういった知識と経験の豊富なペットショップで相談しながらしつけていくのもいいでしょう。」

たいへん参考になりました中川さん!週末はペットショップに子どもと出かけてみようかしら。