企業訪問記 VOL.2 リボンブランドは北海道のロングセラー ポッカサッポロ北海道



■今年はリボンナポリン誕生 110周年のアニバーサリー
本田 リボンナポリンは今年、誕生110周年だそうですね。
稲熊 これだけ長い間、ナポリンを愛してくださっている北海道の皆さまには感謝の思いしかありません。110年といったら4世代、5世代にわたる親子の絆があるはず。お父さんやお母さんが「子どものときに飲んでいたんだよ」と言って、自分のお子さんに与え、そのお子さんが大きくなってまた次の世代に手渡してくれる。そういう繰り返しが110年の重みだと感じています。
本田 北海道で支持されてきた理由はどんなところだと思いますか?
稲熊 ナポリンのオレンジ色が太陽をイメージさせるので、春を待ち遠しく思う気持ちがあるのかもしれませんね。
本田 私が子どものときもジュースといえばナポリンとシトロンでした。お盆やお正月などに家族で飲みましたね。きょうだい3人いたので色でケンカしたのもいい思い出です(笑)。
稲熊 昔はシトロンを白、ナポリンを赤と呼んでいた、とお客さまから聞いたことがあります。運動会など家族が集まるハレの日に飲むからなのか、紅白の2色だからなのか、おめでたい印象もあったようです。
本田 おじいちゃん、おばあちゃんちの土間なんかにも必ず箱買いしてありましたよね。当時はまだビンでしたが、今回パッケージも新しくなったそうですね。
稲熊 ええ、中身は同じですが、パッケージを見直しました。「北海道限定」という文字を大きくして、北海道でしか飲めない、買えない商品だということを強調しています。また、ボトルの形状を変えたので、少しですが以前よりも増量しました。価格はそのままで量が増えていますから、ちょっぴりお得になっています。

  Ribbonブランドのキャラクター
「リボンちゃん」は、子どもたちに大人気。
撮影の時も子どもたちが集まってきました。

■これまでも、これからも家族の団らんシーンにナポリンを
本田 ナポリンは「家族でカンパイ」がテーマですが、これからどのように育てていきたいですか。
稲熊 100年続くブランドはそうそうありません。世代を超えて愛されている商品ですから、これからも家族の何気ない団らんのシーンで楽しんでもらえたらいいですね。ナポリンは常に家族の思い出とともにあってほしいと思います。
本田  今後新しい展開などはありますか。
稲熊 実はいま、さまざまな食品メーカーとのコラボを進めています。これからナポリン味のお菓子なども続々登場するので、楽しみにしていてください。
本田 新商品に関連したイベントの予定はありますか?
稲熊 ナポリンは110年前の1911年、明治44年5月23日に発売されたので、当社では発売日を「リボンナポリンの日」に制定しているのですが、今年は5月20日にサッポロファクトリーでナポリンリニューアルの記者会見を開く予定です。これからテレビCMや新聞広告などの露出も増えると思います。
本田 幼稚園訪問も今年度は回数がぐんと増えますよね。
稲熊 より多くの子どもたちにキャラクターのリボンちゃんとふれあう機会を提供したいので、年間50回ほど実施したいと考えています。
本田 先生方も子どもたちも大歓迎してくださるんですよね。手づくりリボンをつけて待っていてくれたりして。
稲熊 リボンちゃんダンスも楽しそうに踊ってくれてますね。初めて幼稚園で見学させてもらったときは、感激して涙が出そうになりました。リボンちゃんの訪問が子どもたちの楽しい思い出になるのなら、私たちもうれしく思います。

 ポッカサッポロ北海道  代表取締役社長
 稲熊栄二
 ネクタイはナポリンカラーでコーディネート。
 家庭では小学生3人のお子さんの良きパパです。





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