もっと牛乳を知ろう!飲もう!


みなさん牛乳はよく飲んでいますか?牛乳はカルシウムや栄養が豊富、健康に良いというイメージがあるとても身近な食品ですよね。育ち盛りの子どもたちにしっかり牛乳を飲んでもらえるように、牛乳にもっと詳しくなれるお話をしたいと思います。


牛乳は各種栄養素がバランスよく含まれた準完全栄養食品です。生きるために必要な三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物に加え、日本人の食生活に不足しがちなカルシウムなどのミネラルやビタミン A、B2 などを豊富に含んでいます。これらの栄養素はそれぞれの働きを補い、お互いを消化吸収しやすくしています。


牛乳成分は高温殺菌の加熱で大きく変化することはありません。牛乳のたんぱく質は加熱により変性しますが、栄養価には変化はありません。「変性」という言葉が、悪いものに変わると誤解されているようです。むしろ加熱変性により消化されやすくなるといわれています。また、超高温瞬間殺菌(UHT)で殺菌された牛乳を飲んだ結果、牛乳40%、小魚33%、野菜19% と、他のカルシウムを含む食品に比べ高い吸収率を示したという試験結果もあります。


栄養面で優れた食品である牛乳ですが、その栄養を摂取するのにどのくらいのコストがかかるのでしょうか。100 円で購入できる量を求め、その量で 1 日に必要な栄養量をどのくらい満たすのか計算し、日常よく食べる食品 5 品目について比較してみると、カルシウムについては牛乳の 87.8%に対して卵は 25.6%なので、牛乳は卵の約 3.5 倍の充足率があるということになります。牛乳は栄養素密度が高いため経済的にも非常に効率的な食品といえそうです。


出典:総務省統計局「家計調査年報 平成 27 年」、文部科学省「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)」参考文献:Jミルク「牛乳乳製品の知識」





\牛乳のレシピがいっぱい/ ギューニュートン ホクレン 北海道牛乳普及協会