ひなまつり豆知識


3月3日(日)は、ひなまつりですね。もうお雛様は飾っていますか?毎年なんとなくお祝いしているひなまつり。今更聞けないギモンをひな人形や五月人形でおなじみの「人形の久月」さんにお聞きしました!由来を知って、もっとひなまつりを楽しみましょう!
ひなまつりには、どうして人形を飾るの?
ひなまつりは元々、平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄を移して海や川へ流した「流しびな」の行事が結びついたもの。そこから、ひなまつりでは、人形が身代わりになり、災いから子供を守りたいという家族の願いや、暖かい気持ちを込めて人形を飾るようになりました。
男びなと女びな、どちらが右?左?
左右どちらでもOK。江戸時代までは左を上座としていたため、地方によっては、男びなを向かって右に飾ります。でも今は、欧米の影響で右上座が定着、男びなは向かって左です。そのため、どちらが間違いということはありません。
三人官女の真ん中の人形に眉がないのはなぜ?
昔は、結婚をすると眉をそり、オハグロをしました。つまり、三人官女の真ん中の人形は、既婚で、両側の官女は未婚ということです。おひなさまは、全員違う顔、違う表情をしているので、良くお顔を見るのも 楽しいですね。
おひなさまをしまうのが遅いと、 お嫁に行き遅れるというけど本当?
根拠はないので、心配ご無用です。お節句がすんだら早めにしまうのが良いですが、人形は湿気・ほこり・汚れを嫌いますので、お天気のよい日を選んで、遅くとも三月中旬までに、ほこりを払ってからしまうと良 いでしょう。

情報提供・監修:人形の久月 札幌市白石区菊水五条3丁目3-11 電話:011-841-4743 https://www.kyugetsu.com/