認定こども園ってなぁに?

最近幼稚園が「認定こども園」に変わっているのを、よく見かけるようになりました。
実は平成27年4月から、より子育てしやすい環境にするための「子ども・子育て支援」の新しい制度がスタートしているのです。では、今までの幼稚園と認定こども園は何が違うのでしょうか?

認定こども園を正しく理解しよう!
まず、認定こども園などを利用するにはお住まいの市町村の支給認定が必要になります。

認定区分は3種類
●1号認定:4時間利用(3歳以上)
●2号認定:8時間または11時間利用(3歳以上)
●3号認定:8時間または11時間利用(3歳未満)
※下図参照


 幼稚園は満3歳〜小学校入学前までが対象ですが、認定こども園は0歳から小学校入学前のお子さんが対象となります。認定こども園は、今までの幼稚園的機能に加え、保育所的機能の両方をあわせ持つ施設として、より幅広い年齢の子どもの受け入れが可能となりました。

 2号認定、3号認定の今まで保育所を利用してきたママたちにとって、認定こども園にも子どもを預けることができるようになったわけです。そして年々認定こども園に移行している幼稚園が増えていることからも、より子どもを預けやすい環境になってきているという事ですね。

 近年新しく増えた保育形態としては、定員5名の保育ママと言われる家庭的保育や、定員19名以下の小規模保育、企業の施設に併設された事業所内保育(認可)の事業所もあります。

 これからは、3号認定の時には保育ママや小規模保育、2号になったら認定こども園、というようにママが働くイコール保育所ではない、色々な選択が増えて、さらにそれぞれの数も増えていくことにより、もっと子育てしやすい環境になっていく事を願います。(編)

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新制度では認定こども園のご利用にはお住いの市町村の支給認定が必要になります
認定こども園1号認定・幼稚園の入園
変更点
認定手続き
保育料
保育料等補助
その他の費用
新制度に移行しない
幼稚園
不要
各幼稚園が認定した料金
年度末に保育料・入園料の
一部を補助(還付)
各幼稚園が
設定した料金
新制度に移行した
(する予定の) 幼稚園
必要
保護者の世帯所得等に応じて
市町村が定める料金
なし(現在の保育料等補助の額を
考慮して保育料を設定)
各幼稚園が
設定した料金
※いずれの場合も入園の申込は施設へ直接行います。
認定こども園1号認定・幼稚園の入園
保育を利用できる時間が8時間と11時間の2種類に分かれます!
札幌市の認可保育所の場合
就労時間(月)※1
区分
保育を利用できる時間※2
120時間以上
保育標準時間
午前7時から午後6時まで
64時間以上
120時間未満
保育短時間
午前8時から午後5時までの間の
8時間を施設が設定
保護者の就労時間等によって、保育を利用できる時間を2つの区分で認定します。保育料もこの区分に応じて異なります。
※1:お住いの市町村によって時間数が異なる場合があります。
※2:施設・事業によって異なります。
※3:支給認定の申請・利用申込は、お住まいの区役所へ
認定こども園、幼稚園、保育所、保育ママなどを賢く利用して子育てに生かしてみませんか?