どうしたらいいの?子育てママの防災

近年、地震や洪水、大雨などで災害が増えていると感じている方は多いのではないでしょうか。9月1日の「防災の日」をきっかけに、白石区にある札幌市民防災センターの髙瀨センター長にお話を伺いながら、今一度防災について、私たちが注意すべき点を見直してみたいと思います。

防災準備編
お話をお伺いした
札幌市民防災センター 髙瀨 康センター長
非常用持ち出し袋を確認しよう
確認と点検も必要
情報収集のため、まずラジオを用意しましょう。次に懐中電灯です。また、食品としては3日分の用意が必要です。1人1日3リットルの水、高カロリーの非常食など。非常持ち出し袋の中身は、賞味期限があるものや、電池の交換が必要になるものも。年に1度はチェックしましょう。
家族会議で避難場所の確認をしよう
普段から家族で確認しておく
自宅近くの小学校・中学校が避難場所です。子どもたちはもちろん家族全員で、避難先を決める家族会議をしましょう。
普段から持ち歩くと良い防災グッズ
ペンライト、ホイッスルは被災したら、その場ですぐに役に立ちますよ。カバンに飴やチョコなどのお菓子を入れておくことも良いですね。
アプリを上手に利用しよう
無料で利用できる災害に関するアプリが多く出ています。上手に活用して最新の情報を入手できるようにしましょう。

全体数の中の子どもの割合の少なさから、非常時には子ども向けの備品などの優先順位が下がってしまい、対応が遅くなることもあります。オムツやミルク、抱っこひも、子どもが食べられる非常食、ある程度落ち着くとヒマになってくるので、おもちゃや絵本、トランプなどの暇つぶしグッズなどがあると良いでしょう。
災害伝言ダイヤルを確認しよう
使い方の確認をしておく
NTTのサービス171の他、携帯キャリアごとに用意しているサービスもあ ります。NTTの171では、体験利用提供日があります。毎月1日と15日の 他、防災週間(8月30日9:00〜9月5日17:00)に試すことができます。 詳細は https://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171s/howto.html
配布されている資料を活用しよう
近年水の災害が増え、身近になっています
大雨・洪水ハザードマップや、地震マップなどは、各区役所や、白石区にある札幌市民防災センターにも設置してあり、お持ち帰りいただけます。また、札幌市のホームページからダウンロードする事もできます。
冬の防災
「防寒」が大切!
冬の季節が長い私たちにとって、冬に災害が起こる事も想定しておかなければなりません。とにかく「防寒」が大切。銀色の薄いシート「レスキューシート」を人数分用意したり、古くなったスキーウェアや、手袋、防寒長靴などは捨てずに保管しておくことも有効です。

災害が起きた時には…

なるべく車は使わないように

渋滞を引き起こしたり、移動の途中でどうしても車を乗り捨てしなければいけない状況になることも。避難する場所としても、移動手段としても車の使用はできるだけ控えましょう。

避難所での生活

プライバシーの確保が難しい事が第一にあげられます。ブランケットが1枚あるだけでも違いが生まれます。授乳の目隠しになったり、ちょっとした仕切りに利用したりもできます。

防災について体験しながら学ぼう!
●札幌市民防災センター
札幌市白石区南郷通6丁目北 電話:011-861-1211
開館時間:9:30〜16:30 入館料:無料  休館日:年中無休(年末年始を除く)
ホームページ http://www.city.sapporo.jp/shobo/tenji/
見て触れて、体験し学ぼう。
地震体験・消火体験、煙避難体験、救急体験、暴風体験、災害バーチャル体験コーナーなどいろいろな災害を疑似体験をしながら、防火・防災に関する知識や行動を学べます。
はしご車に乗って、サイレンを鳴らしたりもできますよ。