幼稚園訪問 ミルクの力と美味しさを実感!


幼稚園にお伺いし、もっとも身近な健康飲料「牛乳」の効果と美味しさをお伝えしている「ミルクキッズチャレンジ」。みなさん牛乳は良く飲んでいますか?牛乳はカルシウムや栄養、健康に良いというイメージがあるとても身近な食品ですよね。育ち盛りの子どもたちにしっかり牛乳を飲んでもらえるように、牛乳にもっと詳しくなれるお話をしたいと思います。

骨が最も成長する時期にカルシウムを貯蔵しよう
 体の中にあるカルシウムの99%は骨や歯、1%は血液中に存在し、筋肉の収縮や神経の伝達に関わっています。カルシウムが不足すると、カルシウムの貯蔵庫である骨や歯からカルシウムを取り出していってしまうので、骨がスカスカになる骨粗しょう症の原因になることもあります。
 では将来、骨粗しょう症にならないためには、どうしたらよいのでしょうか。人の骨量が最大になるのは女性が25歳、男性が30歳くらいといわれ、この年齢以降では誰でも骨量が減少していきます。最も骨が成長する時期は男女で差はありますが11〜17歳と言われ、つまり小学校高学年〜高校生が重要な時期で、この時期に合わせて最大骨量を高められるかがその後の骨の健康に影響していくと言われています。

子どもの骨は母親の骨と似ている?
 子どもの骨は母親と骨密度が似ているといわれます。遺伝の影響以外にも、一緒に生活し、食事も共にするため、カルシウム不足の母親の子どもは、同じくカルシウム不足になっている可能性が高いのです。お母さんの頑張りが、家族の骨を丈夫にしますから、積極的にカルシウムを摂るように心がけたいですね。

カルシウムだけでない牛乳の栄養
3才〜5才のお子さんの1日の推奨カルシウム摂取量は600mgと言わ れています。コップ1杯の牛乳で約3分の1の量が摂取できる上に、牛乳は栄養素密度(※)が高い食品と言われています。牛乳にはカルシウムの他、細胞や組織を作る材料になる良質なたんぱく質や、成長を促すビタミンB2、記憶力や精神安定に関わるビタミンB12豊富です。
 いつもの食事に1杯の牛乳をプラスして、栄養バランスをアップさせ、子どもたちの丈夫な骨作りと毎日の健康に牛乳を役立ててくださいね。

あづま幼稚園のママたちが学んだまとめ
毎食に牛乳を1杯プラス!
牛乳は家事、育児に忙しいママの味方。毎食に牛乳1杯をプラスするだけで、1日のカルシウム摂取量を取る事ができます。不足しがちなカルシウムを取るには、続けられる手軽さが大切ですね。
骨が最も成長する時期にしっかり貯蓄!
成人後、骨密度を減少を防ぐ努力はできても、増やすことはできません。子どもたちの骨が成長する時期は、貯蓄のベストタイミング。この時期を逃さず、しっかりコツコツと続けましょう。
子どもの骨はママとよく似ている
よく似ていると言われるのは、遺伝の影響だけではなく同じような食生活であるためです。カルシウム不足の母親の子どもは、同じくカルシウム不足の可能性が高いのです。
牛乳は栄養素密度が高い食品です
※栄養素密度とは…食品100kcal当たりに含まれている栄養素の量。より少ないエネルギーで効率よく必要とされる栄養素を摂取するためには栄養素密度の考え方が重要になってきます。

MILK COOKING ミルク蒸しパン
ミルク講座の最後はみんなでミルク蒸しパンを作ります。講座で大好評のレシピをここで公開!とってもカンタンで栄養満点なのでおやつに最適。ミルクの効果をしっかり知って作ってみてください。
材料(4個分)
●ホットケーキミックス…50g ●牛乳…50㎖ ●バター…5g ●はちみつ(砂糖でも可)…大さじ1
作り方
①バターは電子レンジで溶かしておきます。
②材料を全て混ぜ合わせ、カップに移します。
③蒸し器に入れ、7分間蒸したら完成です。
●POINT…骨は一度作られたらずっとそのままというわけではありません。古くなった骨を壊し、新しい骨を作っているので、大人も毎日のカルシウム摂取が重要になってきます。

今回の幼稚園
学校法人発寒学園 あづま幼稚園
■札幌市西区発寒 12 条 3 丁目 11-1 ■Tel. 011-661-7090
■ホームページ http://aduma-y.com/
マラソンやプール、また戸外での活動を通して体力作りに取り組んでいます。また、昔ながらの伝承遊びを積極的に取り入れ心身ともに豊かな成長を目指しています。健康な体はまず「食べること」親子で学ぶ食育は育ち盛りの子どもたちにとって、とても大切なことだと感じています。