お家で楽しくジンギスカン

北海道のソウルフード、ジンギスカン。元気がほしい時ふと食べたくなることはありませんか?それは自然と体が羊肉の栄養を求めている時かもしれません!そこで今回はemina cookingでおなじみの福田先生に羊肉の栄養について聞いてみました。
北海道栄養士会 栄養士、食生活アドバイザー、北海道フードマイスター
福田 由記子先生
羊肉のすぐれた健康パワー
 夏場は毎週のようにジンギスカンを食べるというご家庭も少なくないほど、私たち道産子には、とても身近な食材ジンギスカン。普段から何気なく食べていますが、実は羊肉にはすぐれたパワーがたくさんあることを知っていましたか?
 羊肉のコレステロール含有量は、他の食肉と比べてかなり少なく、なんと魚肉と同程度。また、羊肉にはコレステロールが少ないだけではなく、コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸が豊富に含まれているから、とってもヘルシーなお肉なんですね。
 その他、健康に必要なビタミンは、自分で作ることができず、食品から摂取しなければいけないもの。羊肉には、不足すると貧血の原因となるビタミンB1をはじめ、疲労回復に効果のあるビタミンB2、老化防止のビタミンB2、胃腸病や皮膚炎を防ぐ効果が期待でき るビタミン 群もたっぷり含まれていてパーフェクト・ミートとも呼ばれています。
ダイエット効果にも期待
 さらに羊肉には脂肪を燃焼させる効果のある「カルニチン」が多く含まれており、ダイエット効果が期待できる食材です。その上、羊肉は脂肪融点(脂肪が溶けてくる温度)が他の肉に比べて高いことにも注目です。人の体温より高いので羊肉の脂肪は体内で溶けに くく、体内に吸収されにくくなり、よりダイエット効果が望めるんですね。冬に増えてしまった体重を落とすチャンスかもしれませんよ。
女性に多い鉄分不足を解消
 また、女性には見逃せないのが羊肉の鉄分です。貧血の原因のひとつと言われている鉄分不足。みなさんは大丈夫でしょうか。羊肉に含まれる鉄分は、体内に吸収されやすい形をしているため、貧血などで困っている方にとっては強い味方ですね。
 何気なく食べているジンギスカンですが、これらの効果を知って、さらに積極的に普段の食生活に取り入れていきたいですね。
お家で手軽にジンギスカンを楽しむならやっぱりホットプレート。 ホットプレートで焼くときのポイントを教えていただきました。教えてくれたのは大金畜産の松田次長。お肉のプロに美味しく食べる コツを聞いてきましたよ。ちょっとのコツでいつものジンギスカン がワンランクアップしますよ!
大金畜産株式会社 市場開発部 次長 松田 鉄夫さん
ジンギスカン ためしてプラスワン! ジンギスカンといえば「もやし」「玉ねぎ」が定番ですが、他にも美味しい組み合わせがあるかも!いろいろな具材を一緒に焼いて楽しみましょう。

ジンギスカンと焼きトマトのさっぱり感は相性ばっちり!

しゃぶしゃぶ用のおもちが便利!柔らかくて香ばしいおもちは子どもたちに大人気です。

こんにゃくは、タレの味が染み込んでなんとも美味。つきこんにゃくなら切らずに使えて楽チン。