ポカポカ習慣 〜元気の秘訣は体力アップにありました!〜

生活習慣の変化から、子どもたちにもさまざまな変化が現れています。その1つに、平熱が35度台の低体温児が増えてきているということをご存知ですか?低体温を改善するためのポイントを紹介します。 ※ここでいう低体温児は35℃台の体温を示すこどもを指します。臨床医学の低体温の定義とは異なります。
参考:テルモ体温研究所 http://www.terumo-taion.jp

低体温になるとどうなるの?
最近、落ち着きがなかったり、自らすすんで遊ばなかったり、カッとなる子どもが多くなってきていると言われていま す。「体調が悪いのかな」 と見逃しがちですが、その原因は低体温かもしれません。低体温の原因は、生活習慣にあります。運動不足や遅寝、睡眠不足、朝食を食べない、テレビ・ゲーム 時間の増加。ドキっとした方も多いのでは?これ らの生活習慣の乱れが自律神経の乱れに繋がり、自分で体温調節ができにくくなっていると言われています。それが子どもたちの体や心の成長にも影響を及ぼしているのかもしれませんね。

生活習慣を見直そう
低体温を改善していくには、生活習慣を見直すことが1番の近道です。 それは、とてもシンプルな「よく食べて・よく動 いて・よく寝る」こと。また、これは続けていくことが大切。子どもはなかなか自分で習慣をつけていくことができないので、ママのサポートが必要不可欠。その一環として、定期的に体温を測ってあげることが大切です。風邪をひいて、熱が出た時に体温を測ることはあって も、元気な時に体温を測ることってあまりありませんよね?子どもの健康状態を知るために、平熱を把握することがおすすめです。

正しく体温を測れていますか?
体温を測る時は、食事・入浴・運動した後や外出後の30分間は避 けてください。また、測る前に汗をしっかり拭きとってあげましょう。


体温計が上半身に対し30 度くらいになるように、 ワキのくぼみの中央に体温計の先端を 下から上にむけて押し上げるようにはさみます。

手のひらを上向きにし、ワキをしっかり閉じ、ヒジをわき腹に密着 させます。さらに体温計をはさんだ方のヒジを軽く押さえます。


体の中からも温めよう
他にも、体をあたためる食材を積極的に食べることもおすすめ。これは冷え性で悩んでいるママも見逃せませんね。家族でポカポカ習慣を作って健康生活を目指しましょう。(編集部)







朝ご飯を食べる習慣はとても大切。朝ご飯を食べないと熱をつくるためのエネルギーが補給ができません。また、朝ご飯を食べないと日中に眠気を感じたり、通学意欲が低くなると言われています。小学校へ進んだ時に困らないように幼稚園の時から朝ご飯を食べる習慣をつけていきましょう。

うちの子ども朝ご飯を食べたがらないのよね〜。
「晩ご飯をしっかり食べて、夜食を食べない。」「夜食を買わない。」「早めに寝かせる。」などの工夫も必要です。子どもだけではなく、家族みんなで習慣付けていくことがポイントかもしれませんね。


体温を生み出すのに重要なのは食事と運動です。運動をすると体がポカポカしてきますが、この熱を生み出す元になるエネルギーは食事から作られるので、両方のバランスが崩れると自律神経が乱れるきっかけになってしまうので気を付けましょう。

運動する時間は気にした方がいいのかしら?
低年齢の子どもたちは午前中の遊びだけでも生活リズムは整います。年中児以降になるとお昼には体力が回復するので、15:00〜17:00 の体温が1番高くなる時間帯に積極的に運動する習慣をつけるようにしましょう。


子どもは、夜眠っている間に、脳内の温度を下げて身体を休めるホルモン「メラトニン」や、成長と細胞の新生を助ける成長ホルモンが分泌されています。寝不足になるとホルモンの分泌状態が悪くなったり、自律神経による体温調節が適切にできなくなってしまうので21:00 には寝る習慣をつけましょう。

うちの子は寝付きが悪いのよね〜。
寝室にテレビや話声が聞こえないようにしたり、日中にたくさん運動して適度に疲れておくことも大切。また、寝る前の過度な運動は脳が興奮して寝付けなくなってしまうので気を付けましょう。