ラム肉食べてポカポカ

北海道民には馴染みが深い羊肉。普段はジンギスカンで食べることが多く、日常的な食べ物として食べられることが多いですよね。その羊肉には、カラダをあたためる効果があるとして注目されています。今回は北海道大学で羊肉の研究をしている若松先生に教えていただきました。

ポカポカの秘密はタンパク質にあった
 中国医学で示される食物の分類でも体を温める温熱性食物とされる羊肉。最新の研究でも羊肉の赤身に含まれるタンパク質に体を温める作用が高いことが明らかになりつつあります。これは、食べ物を食べる事によって体温を上げる食餌誘発性産熱という作用が関係しています。この作用は、脂肪や炭水化物にもありますが、タンパク質がより高いと言われています。
 さらに、羊肉のタンパク質が、栄養学的に違いのない他の牛肉や豚肉と比べて、体熱産生能が高いという研究結果があります。これらの結果から、羊肉には体を温める作用が特に高いことが明らかに されました。
 温熱性食物に含まれる他のお肉は、鶏肉、鹿肉、鯨肉などがあります。羊肉なら普段から食べることができて安心ですね。
「食べる=痩せる」はちょっと違う
 羊肉には脂肪燃焼効果があるということでも注目されていますが、これは羊肉を食べれば脂肪が燃えるということではありません。
 例えば、体内で脂肪を燃焼する部屋があるとします。羊肉に多く含まれるL-カルニチンという成分が、その部屋に入るための入場券の役割をしてくれます。脂肪は普段なかなかその部屋にはいれませんが、その入場券を持っていれば入りやすくなります。L-カルニチンは体にたくさん貯めておくことができないので、余分な脂肪が入場券を手に入れやすいように、羊肉を定期的に食べる習慣をつけていくことが大切です。ジンギスカンはもちろん、他のレシピにも挑戦して、楽しみながら羊肉でのポカポカ習慣を作っていきましょう。(編集部)


味付け簡単
ラム肉のからあげ
美味しく楽しく
ラムしゃぶ

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